NK細胞が免疫力維持のメニューとして重要に

NK細胞が自然免疫の主役であるとはどういうことか NK細胞は、ナチュラルキラー細胞のことですが、このナチュラルが意味するのは、過去に感作されたり初回で刺激を受けなくとも標的と相互作用することができるということです。ナチュ […]

[toc title="目次" depth="2"]

NK細胞が自然免疫の主役であるとはどういうことか

NK細胞は、ナチュラルキラー細胞のことですが、このナチュラルが意味するのは、過去に感作されたり初回で刺激を受けなくとも標的と相互作用することができるということです。ナチュラルキラー細胞は自然免疫システムの一部であると言われますが、これは獲得免疫システムがカバーできない範囲を担当するということです。獲得免疫システムでは細胞傷害性T細胞(CTL)が、ウィルスを認識し、ウィルスに感染した細胞のほとんどを殺傷します。ところが一部では、T細胞に発見されるのを回避するために、細胞表面の仕組みを変えることがあります。ナチュラルキラー細胞は、このような細胞表面の仕組みを変えた感染細胞などを認識して殺傷することができます。同じように、腫瘍細胞の中にも細胞表面の仕組みが突然変異により変わって、腫瘍特異的なT細胞を回避できるものがありますが、ナチュラルキラーを回避することはできないのです。

ナチュラルキラー細胞は骨髄で分化し、レセプターを獲得します。これは20種類以上のレセプターを発現していますが、それらは制御性レセプターと活性化レセプターに分かれます。制御性レセプターであるキラー細胞免疫グロブリン様レセプター(killer cell immuno-globulin-like receptors, KIR)は、細胞の表面に、ほぼすべての正常細胞にある抗原を認識するアンテナ機構(MHC)が発現しているかどうかを確認し、MHCが十分量発現していれば、殺傷作用を抑制します。ナチュラルキラー細胞が殺傷抑制しても、CTLが認識すれば殺傷することができるという役割分担ができているのです。ナチュラルキラー細胞は、IFNα、IFNβ、IL-12などの自然免疫システムのサイトカインによって活性化されます。また獲得免疫のCTLが標的を認識すると、T細胞はTNF、IL-12、IL-2などのサイトカインを発生させてナチュラルキラー細胞を強化する相互作用が発生することが知られています。

NK細胞の細胞殺傷(細胞傷害性)機序

ナチュラルキラー細胞の殺傷機序は、実はCTLの機序と同一です。即ち、パーフォリン、グランザイム、Fasリガンド(FasL)の発現、TNFの分泌によって、プログラム細胞死(アポトーシス)を誘導します。

ナチュラルキラー細胞とパーフォリン

パーフォリンはナチュラルキラー細胞とCTLの細胞傷害性顆粒内に存在する。ナチュラルキラー細胞やCTLが活性化されると、パーフォリン分子が細胞表面へ移動し、標的細胞の細胞膜に挿入されて孔を形成する。この孔は電解質と水を標的細胞に流入させ、また細胞質へグランザイムを通過させる。

ナチュラルキラー細胞とグランザイム

グランザイムは3つのタンパク質分解酵素からなる。グランザイムは標的細胞のタンパク質を分解するだけでなく、アポトーシスを引き起こすカスパーゼ酵素システムを特異的に活性化する。

ナチュラルキラー細胞のFasリガンド

Fasリガンド(FasL)はアポトーシスの強力な誘発因子である。CTLとナチュラルキラー細胞が活性化されると、FasL発現が増加し、標的細胞上のFasと結合する。FasLが結合した標的細胞は、アポトーシスを受ける。

ナチュラルキラー細胞は単独で非常に効果的な殺傷作用を持つが、Th1応答を刺激するサイトカインの分泌によって獲得免疫応答を活性化する働きも担う。マクロファージも同様の作用をもつが、この作用はまさに自然免疫システムの細胞に期待されることである。

ナチュラルキラー細胞は標的細胞に遭遇するとIFNγを分泌する。このIFNγはTh1細胞を刺激し、Th2細胞を抑制する。Th1応答はとくに細胞内感染の対処に効果的であり、宿主が同じ病原体に再び暴露されたときに、強い応答をもたらす免疫記憶を担う。

ナチュラルキラー細胞療法

NK細胞

ナチュラルキラー細胞療法を実施する方法は以下のとおりです。

1.採血(50~60ml)@クリニック

2.細胞培養(1週間~2週間)

3.生食水バッグ入りでクリニックへ出荷

4.点滴投与(30~60分)

弊社では、「免疫リンパ球FACS検査」を採血の前、および投与後に行うことで、免疫の状態を把握することをお勧めします。

また、予防用に1週間出荷のライトプラン(短期培養)もご相談頂けます。弊社は免疫療法をリーズナブル価格でご提供するお手伝いをしたいと考えています。

ナチュラルキラー細胞療法は再評価の時期を迎えています

ナチュラルキラー細胞や活性化リンパ球療法は「効かない」という言葉を良く聞きますが、果たしてそうでしょうか?もちろん、がん治療として標準治療並みの効果を期待することは難しいでしょう。しかし、未病や再発予防のために、免疫システムのメンテナンスのために、品質の良いナチュラルキラー細胞を体に戻すことの意味を、もう一度見直してもよい時代に来ていると、弊社では考えています。

そこで、弊社の「ナチュラルキラー細胞療法」と「免疫リンパ球FACS検査」の貴クリニックメニューとしてのご導入のご相談は、こちらまでお願いします。