サイトカイン技術利用の新時代

老化研究

サイトカインとは

サイトカイン(cytokine) は、細胞から分泌される低分子のタンパク質で生理活性物質の総称。生理活性蛋白質とも呼ばれ、細胞間相互作用に関与し周囲の細胞に影響を与える。(出典:Wikipedia サイトカイン

Cytokineには、以下のように色々な種類があるが、当社ではインターロイキンと細胞増殖因子に注目している。

Cytokineの種類

種類 説明 (出典:Wikipedia
I. インターロイキン (Interleukin (IL)) 白血球が分泌し免疫系の調節に機能する。現在30種以上が知られる。
リンフォカイン リンパ球が分泌するもの。
モノカイン 単球やマクロファージが分泌するもの。
ケモカイン (chemokine) 白血球の遊走を誘導する。
II. 細胞増殖因子(成長因子) 特定の細胞に対して増殖を促進する。上皮成長因子(Epidermal Growth Factor (EGF))、線維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor (FGF))、血小板由来成長因子(Platelet-Derived Growth Factor (PDGF))、肝細胞成長因子(Hepatocyto Growth Factor (HGF))、トランスフォーミング成長因子(TGF)などがある。
細胞傷害因子 腫瘍壊死因子(TNF-α)やリンフォトキシン(TNF-β)など、細胞にアポトーシスを誘発する。
神経栄養因子 神経成長因子(NGF)など、神経細胞の成長を促進する。

I. 臨床応用が期待されるインターロイキン

 

インターロイキン12(★)サイトカイン IL-12は1989年に初めて発見されたNK細胞刺激因子である[1]。IL-12は未分化なT細胞(ナイーブT細胞)に、インターフェロンγとともにはたらき、Th1細胞へと分化誘導する。
➤ 免疫細胞の活性化を促すことから、免疫機能向上が期待されています。
インターロイキン10 炎症性Cytokine
インターロイキン1 炎症性Cytokine

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