生体内のエネルギー生産や栄養吸収プロセスは膨大な生体化学反応の連鎖で成り立っています。その一部は酵素反応に依存しており、最近の老化研究の成果で、加齢による補酵素NAD+不足を補うことで、老化に伴う現象や疾病の予防につながるのではないかということが報告されるようになってきました。
補酵素NAD+は、細胞内のミトコンドリアのエネルギー生産や、サーチュインタンパクによるDNA修復などに必須である重要な生体物質です。NAD+は細胞膜を通らないので、前駆体であるNMNを使って補充する療法が研究されてきました。
私たちは、クリニックが実施する、NMN点滴およびNMNサプリメントによる『NAD+ナドプラ🄬』療法のお手伝いをしています。
よく「NMNがサーチュイン老化遺伝子を活性化する」といったフレーズを見ますが、私たちは、『NAD+ナドプラ🄬』増進健康法は、「軽度の運動」と「軽度の食事療法」を併用することで、サーチュイン老化遺伝子をオンにすることが大事であると考えおススメしています。
健康長寿のための『運動療法』&『食事療法』について、クリニックで導入しやすいソリューションを開発していく予定です。
幹細胞による再生医療は非常に高額であるために普及するに至っていませんが、幹細胞培養上清であれば比較的低額で導入可能であり、更に豊富な成長因子のみならず幹細胞培養上清の機能性を持つエクソソームという細胞外小胞体が大量に含まれていることが分かってきたことにより、幹細胞培養上清療法が注目されています。
幹細胞培養上清は、脂肪由来、歯髄由来、臍帯由来、骨髄由来など幹細胞の元々の部位で呼ばれることが多いですが、成分内容については不明なことが多いという問題が指摘されています。
CyTIXでは、より品質にこだわった幹細胞培養上清をご提供すべく、成長因子やエクソソームについて日々研究開発を行っています。
Natural Killer(NK) 細胞を培養増殖させて体内にもどすNK細胞療法は、代替がん治療として安全に実施されてきました。
CyTIXでは、免疫アジュバント(補助剤)としてサイトカイン注射のご提供も可能です。
サイトカイン注射により、一時的なリンパ球数の上昇が報告されており、末梢血採血前の利用で、効果的な細胞増殖を狙えます。
ターゲット細胞の情報(抗原)を樹状細胞に学習・認識させて、特異的にT細胞(細胞傷害性T細胞、TCL)を利用する療法は、代替がん治療として安全に実施されてきました。
CyTIXでは、患者固有の未知のがん抗原(ネオアンチゲン)を樹状細胞に学習させるために、細胞融合技術を用いて抗原提示細胞をつくる『DCF細胞』療法を研究開発してきました。
1型糖尿病の根治(1型糖尿病で血糖コントロールが不良な方に対して、免疫抑制を行う事無く、膵島移植と同等の治療効果(低血糖発作の防止と HbA1cの低下)を得ることを目標に研究を行っています。
膵島のマクロカプセル化(目で見て、手で取り扱える大きさのカプセル)によるバイオ人工膵島の実用化をめざしております。実現すれば、免疫抑制を行うことなく、膵島移植に匹敵する治療効果が期待できます。希望すればいつでもうけることができる治療法になります。移植部位は皮下で観察も容易であり、また、細胞を逃がすこと無く再回収する事や新品と交換することが可能です。